外食大手月次売上速報

【主要25ブランド(社)の既存店売上高(前年同月比)情報】


【セミナー・研修・勉強会 出講いたします】
外食産業 調査研究レポート発刊10年の成果
~データで捉える外食産業 この10年の動向と現状、今後の展望~
外食産業 全体・業態別・企業別の業績動向を、直接、わかりやすくお伝えします。

外食産業セミナー・勉強会 データでとらえる外食業界 この10年の動向と現状、今後の展望

■単位は全て、既存店ベースの前年同月比(単位:%)

すかいらーく
ホールディングス
ガスト 等
全ブランド合計
売上高 95.7 102.7 101.5 92.5    
客数 91.6 97.4 95.6 88.9    
客単価 104.5 105.5 106.2 104.0    
サイゼリヤ サイゼリヤ 売上高 96.5 100.5 100.6 91.4 98.9  
客数 94.7 98.2 99.5 92.2 99.1  
客単価 101.9 102.4 101.1 99.1 99.8  
ジョイフル ジョイフル 売上高 89.3 95.6 100.2 96.5    
客数 90.0 94.6 99.7 97.0    
客単価 99.3 101.0 100.5 99.5    
ロイヤルホールディングス ロイヤルホスト 売上高 95.4 104.6 107.8 100.1    
客数 93.7 100.9 104.1 96.6    
客単価 101.9 103.7 103.5 103.6    
日本マクドナルド
ホールディングス
マクドナルド 売上高 104.1 104.7 110.6 104.3    
客数 101.0 101.0 111.5 97.6    
客単価 103.1 103.7 99.2 106.9    
モスフードサービス モスバーガー 売上高 93.4 103.0 116.6 114.0    
客数 95.7 102.0 113.6 107.0    
客単価 97.7 101.0 102.6 106.6    
ドトール・日レス
ホールディングス
ドトールコーヒー
ショップ
売上高 100.1 106.7 110.1 96.6    
客数 99.5 103.7 108.2 94.7    
客単価 100.6 102.9 101.8 102.0    
コメダホールディングス コメダ珈琲店 等 売上高 98.7 102.6 107.4 100.3  
客数 - - - - - -
客単価 - - - - - -
吉野家ホールディングス 吉野家 売上高 102.6 113.9 104.6 108.2    
客数 99.3 110.3 100.2 104.0    
客単価 103.4 103.2 104.3 104.1    
ゼンショーホールディングス すき家 売上高 98.6 103.5 103.9 100.8 103.1  
客数 98.6 102.6 101.5 98.4 100.0  
客単価 100.0 100.9 102.3 102.4 103.1  
JFLAホールディングス 牛角 売上高 96.3 103.5 99.1 96.5    
客数 96.2 104.2 99.4 96.3    
客単価 100.0 99.3 99.7 100.1    
WDI カプリチョーザ 等
国内外全ブランド
売上高 98.6 99.6 99.7 95.9    
客数 98.0 100.0 99.8 94.7    
客単価 100.6 99.6 99.9 101.3    
グローバルダイニング ラ・ボエム 等
国内全ブランド
売上高 100.3 99.7 98.0 94.8 100.7  
客数 101.4 102.0 101.8 93.5 100.5
客単価 98.9 97.7 96.3 101.3 100.2  
ワタミ ミライザカ 等
全ブランド合計
売上高 99.3 100.5 99.1 94.3    
客数 100.4 102.0 98.5 95.8    
客単価 98.9 98.4 100.7 98.4    
エー・ピーカンパニー 塚田農場 等
全ブランド合計
売上高 102.0 99.8 98.0 85.3    
客数 102.6 101.2 99.3 86.8    
客単価 99.4 98.6 98.3 97.9    
鳥貴族 鳥貴族 売上高 96.8 95.9 99.9 94.6    
客数 99.8 98.9 102.1 95.1    
客単価 97.0 97.0 97.8 99.5    
幸楽苑ホールディングス 幸楽苑 等 売上高 100.6 102.8 95.9 69.3 88.2  
客数 99.7 102.1 94.2 71.1 88.6  
客単価 100.8 100.6 101.8 97.6 99.6  
ハイデイ日高 日高屋 等 売上高 96.8 96.3 96.3 93.7 99.3  
客数 98.0 96.8 96.8 95.0 98.9  
客単価 98.7 99.5 99.5 98.7 100.3  
トリドールホールディングス 丸亀製麺 売上高 102.9 106.1 111.3 101.2 99.3  
客数 99.2 104.1 111.5 104.0 102.2  
客単価 103.7 101.9 99.9 97.3 97.1  
王将フードサービス 餃子の王将 売上高 98.8 101.3 104.3 101.4    
客数 99.2 100.8 104.0 100.0    
客単価 99.6 100.5 100.3 101.4    
スシローグローバル
ホールディングス
スシロー 売上高 103.4 109.1 112.2 105.4 110.0  
客数 96.9 104.6 108.4 104.1 104.9  
客単価 106.7 104.3 103.5 101.2 104.9  
カッパ・クリエイト かっぱ寿司 売上高 96.8 105.2 105.3 101.8 105.2  
客数 94.8 102.1 101.9 95.8 98.6  
客単価 102.0 103.1 103.4 106.2 106.7  
くら寿司 無添くら寿司 等 売上高 91.3 94.0 98.3 96.3    
客数 88.4 90.7 93.4 89.6    
客単価 103.3 103.6 105.3 107.4    
木曽路 木曽路 売上高 97.2 101.7 99.2 93.0    
客数 98.5 100.6 100.9 95.5    
客単価 98.7 101.1 98.4 97.4    
うかい うかい亭 等 売上高 100.3 103.1 97.2 85.6    
客数 - - - -    
客単価 - - - -    
【参考】 土日祝日数(前年同月比) -1 +2 -1 +1 +1 -2

(注)ドトールコーヒー、WDIの客単価は、推計(売上/客数)。
コメダ珈琲店の数値はFC向け卸売売上前年比(%)のため、客数・客単価なし。
うかいの数値は「全社」、客数・客単価なし。
・調査対象はフードビジネス総合研究所が業態バランス等考慮のうえ任意に抽出しました。
・数値は全て、各企業が公表するIR情報によっています。
・ここに掲載した数値は「速報値」の場合があり、修正となることがあります。(当サイトでは、遡っての修正はいたしません。)


■単位は全て、既存店ベースの前年同月比(単位:%)

すかいらーく
ホールディングス
ガスト 等
全ブランド合計
売上高 102.4 103.3 103.1 101.2 104.2 101.8
客数 102.2 102.4 100.2 98.9 99.5 97.0
客単価 100.2 100.9 102.9 102.3 104.7 104.9
サイゼリヤ サイゼリヤ 売上高 97.7 98.5 99.3 96.4 100.4 100.3
客数 97.6 98.3 98.7 95.7 99.1 98.5
客単価 100.1 100.1 100.7 100.7 101.4 101.9
ジョイフル ジョイフル 売上高 95.2 97.2 98.0 96.6 101.0 98.0
客数 94.1 95.6 95.6 94.6 99.3 97.6
客単価 101.2 101.7 102.5 102.1 101.8 100.4
ロイヤルホールディングス ロイヤルホスト 売上高 103.0 104.7 105.4 100.5 104.4 103.4
客数 99.6 101.4 101.4 97.5 100.6 99.7
客単価 103.5 103.2 104.0 103.1 103.8 103.7
日本マクドナルド
ホールディングス
マクドナルド 売上高 103.6 103.3 105.7 102.9 103.1 106.3
客数 103.1 101.2 103.6 99.2 99.0 104.3
客単価 100.4 102.1 101.9 103.7 104.1 101.9
モスフードサービス モスバーガー 売上高 89.2 96.0 102.3 94.2 98.5 100.0
客数 92.9 97.4 101.0 95.2 98.4 100.3
客単価 95.9 98.6 101.4 99.0 100.1 99.7
ドトール・日レス
ホールディングス
ドトールコーヒー
ショップ
売上高 97.5 99.4 98.7 100.4 99.0 98.8
客数 97.8 99.1 98.6 99.3 98.2 97.9
客単価 99.7 100.3 100.1 101.1 100.8 100.9
コメダホールディングス コメダ珈琲店 等 売上高 99.4 99.3 97.2 100.7 103.4 103.3
客数 - - - - - -
客単価 - - - - - -
吉野家ホールディングス 吉野家 売上高 96.7 92.6 108.1 104.8 105.2 107.1
客数 95.5 90.0 102.3 99.1 99.4 105.4
客単価 101.3 103.0 105.6 105.8 105.8 101.6
ゼンショーホールディングス すき家 売上高 103.7 103.0 103.8 104.8 104.0 103.3
客数 102.7 101.4 102.8 102.7 102.5 102.0
客単価 101.0 101.6 101.0 102.0 101.5 101.3
JFLAホールディングス 牛角 売上高 97.8 96.9 101.1 100.0 99.4 97.2
客数 99.1 97.8 102.3 100.2 99.9 97.1
客単価 98.7 99.1 98.8 99.8 99.5 100.1
WDI カプリチョーザ 等
国内外全ブランド
売上高 99.6 99.6 100.6 96.5 98.5 100.5
客数 100.4 99.5 99.9 96.6 99.2 100.3
客単価 99.2 100.1 100.7 99.9 99.3 100.2
グローバルダイニング ラ・ボエム 等
国内全ブランド
売上高 98.5 98.3 99.3 96.2 96.2 98.4
客数 100.7 101.4 103.1 98.5 102.3 102.1
客単価 97.8 96.9 96.3 97.6 94.0 96.4
ワタミ ミライザカ 等
全ブランド合計
売上高 100.8 102.3 99.9 101.5 101.7 98.0
客数 101.8 102.5 100.4 101.4 102.7 98.1
客単価 99.1 99.8 99.5 100.0 99.0 99.8
エー・ピーカンパニー 塚田農場 等
全ブランド合計
売上高 93.4 96.0 94.8 97.8 96.8 97.7
客数 93.5 96.3 95.8 98.5 98.3 98.9
客単価 99.7 99.3 98.8 99.1 98.2 98.5
鳥貴族 鳥貴族 売上高 92.2 94.9 97.3 98.2 98.6 97.2
客数 94.5 96.8 98.9 100.0 100.4 99.9
客単価 97.5 98.0 98.4 98.2 98.2 97.4
幸楽苑ホールディングス 幸楽苑 等 売上高 104.2 111.1 110.1 104.8 103.5 104.8
客数 103.5 112.5 110.8 106.9 103.1 104.3
客単価 100.7 98.8 99.4 98.1 100.4 100.5
ハイデイ日高 日高屋 等 売上高 99.0 96.3 96.8 98.9 96.8 97.4
客数 96.7 94.0 95.3 97.0 96.6 97.6
客単価 102.4 102.5 101.6 101.9 100.2 99.8
トリドールホールディングス 丸亀製麺 売上高 97.6 96.8 99.6 96.7 110.1 105.6
客数 94.9 96.6 98.7 99.0 122.6 106.5
客単価 102.0 100.2 100.9 97.7 89.8 99.1
王将フードサービス 餃子の王将 売上高 104.5 100.1 103.8 104.2 106.2 105.6
客数 106.3 99.4 102.5 102.4 105.2 103.9
客単価 98.2 100.5 101.3 101.7 101.0 101.6
スシローグローバル
ホールディングス
スシロー 売上高 107.3 104.1 103.5 108.4 109.9 104.6
客数 105.2 100.6 101.9 104.5 107.9 101.4
客単価 102.0 103.5 101.5 103.7 101.9 103.1
カッパ・クリエイト かっぱ寿司 売上高 97.1 98.0 99.6 100.4 105.4 101.5
客数 96.4 98.1 99.2 99.4 104.1 100.4
客単価 100.7 99.9 100.4 101.1 101.3 101.2
くらコーポレーション 無添くら寿司 等 売上高 93.9 93.8 94.7 95.7 100.4 98.1
客数 93.0 93.9 94.8 94.2 97.3 94.0
客単価 101.0 99.9 99.9 101.7 103.2 104.3
木曽路 木曽路 売上高 101.5 100.9 104.0 97.1 98.4 103.2
客数 100.4 101.1 103.0 97.8 97.2 102.3
客単価 101.1 99.8 101.0 99.3 101.2 100.9
うかい うかい亭 等 売上高 99.3 102.8 107.2 101.1 103.2 99.3
客数 94.0 98.3 98.2 - - -
客単価 105.6 104.5 109.2 - - -
【参考】 土日祝日数(前年同月比) 0 0 +1 0 +2 +1

(注)ドトールコーヒー、WDIの客単価は、推計(売上/客数)。
コメダ珈琲店の数値はFC向け卸売売上前年比(%)で、「中京商流の取り込みを除く」数値。
うかいの数値は3月まで「事業本部」(和食事業、洋食事業、物販事業等)、4月より「全社」かつ客数・客単価なし。
・調査対象はフードビジネス総合研究所が業態バランス等考慮のうえ任意に抽出しました。
・数値は全て、各企業が公表するIR情報によっています。
・ここに掲載した数値は「速報値」の場合があり、修正となることがあります。(当サイトでは、遡っての修正はいたしません。)
・以下のコメントにおいては、特段の記述ない限り、売上高・客数・客単価とは、全て既存店ベース・前年同月比の事を言っています。


【2019年6月】
 2019年6月における、外食大手25チェーン・社(以下、「チェーン」という)の既存店売上高・客数・客単価(前年同月比)は上表のとおりであった。
 当月の暦は日曜日が一日多く、休日集客型業態・店舗には有利な条件であった。
 こうしたなか、既存店売上高前年比(%)が100以上であったのは25チェーンのうち「15チェーン」と6割を占め、同客数も100以上であったのは23(※)チェーンのうち「11チェーン」(「マクドナルド」「モスバーガー」「吉野家」「すき家」「カプリチョーザ等」「幸楽苑等」「丸亀製麺」「餃子の王将」「スシロー」「かっぱ寿司」「木曽路」)と、いずれも該当チェーン数が多かった。なおこれら11チェーン(売上高・客数ともプラス)のうち、「すき家」は11ヶ月・「幸楽苑等」と「スシロー」は9ヶ月連続での達成となった。
 「マクドナルド」は前月まで2ヶ月連続で客数が100を割ったが、当月は同104.3%とした。「吉野家」も前月・前々月と客数が僅かに前年割れしたものの、3月以降4ヶ月連続で売上高100%超を維持している。当月の客数は105.4%をマーク、売上高107.1%とした。3月に「牛丼 超特盛、小盛」、5月に「ライザップ牛サラダ」と新商品を相次ぎ投入、いずれも販売好調という。「丸亀製麺」は前月(5月)において「SUPER FRIDAY」等実施により高数値を記録、既存店売上高・客数マイナスをストップしたが、当月も「TVCM出稿量を前年比1.9倍に増やし」(同社IRによる)、メディア戦術奏功で好数値をマークした。当月より食べ放題「食べホー」のランチ・ディナータイム実施を全店へ拡大した「かっぱ寿司」は、大きなプラスではないが売上高・客数とも100%超とした。
 「ガスト等」「サイゼリヤ」「ロイヤルホスト」のFR(ファミリーレストラン)3チェーンは、客数マイナスも客単価プラスで売上プラスとする「客単価依拠型」となっている(FRでは「ジョイフル」は売上高マイナスだったが同じ「客単価プラス型」で、FRの調査対象4チェーン全てが「客数マイナス・客単価プラス」である)。
 一方、売上高マイナスは25チェーンのうち10チェーンで、そのうち上述の「ジョイフル」含む8チェーンと殆どが「客数マイナス」であった。「塚田農場等」「日高屋等」では、この状況(売上高・客数ともマイナス)が8ヶ月連続と長期化している。
 「ラ・ボエム等」(グローバルダイニング)も売上高マイナスが続くが、その中身(客数・客単価)をみると他の多くのチェーンとは異なり「客数プラス・客単価マイナス」で推移している。
 売上高マイナスの他1チェーンは、「うかい亭等」(※)である(99.3%で僅かなマイナス)。
(※)「コメダ珈琲店等」は「FC向け卸売売上高」のため、「うかい亭等」は「文化事業」を含むため、いずれも客数・客単価はなし。


【2019年5月】
 2019年5月における、外食大手25チェーン・社(以下、「チェーン」という)の既存店売上高・客数・客単価(前年同月比)は上表のとおりであった。
 当月は、10連休の後半6日があり、土日祝日数は前年より2日多いという曜日条件があった。また、「ロイヤルホスト」や「木曽路」において、ゴールデンウィーク明けに店舗休業を実施した。
 こうしたなか、既存店売上高前年比(%)が100以上であったのは、25チェーンのうち6割強にあたる16チェーン、同客数も100以上であったのは23(※)チェーンのうち8チェーン(「ロイヤルホスト」「すき家」「ミライザカ等」「幸楽苑等」「丸亀製麺」「餃子の王将」「スシロー」「かっぱ寿司」)であった。
 これら8チェーンのうち、「すき家」は10ヶ月・「幸楽苑等」「スシロー」は8ヶ月連続の達成となった。「ロイヤルホスト」は上記のとおり連休明け(5/8)を全店休業としたが、休業日の数字調整を行わずとも客数100%超えとした。
 「丸亀製麺」は、売上高110.1%・客数122.6%という高数値を記録、売上高は6ヶ月ぶり・客数は実に17ヶ月ぶりに前年を上回った。当月は、ソフトバンク社とのタイアップキャンペーン「SUPER FRIDAY」のほか、前月末にはTV番組に粟田社長自ら出演するトップセールスを実施、これらが奏功し既存店マイナスの長期化に歯止めをかけた。
 「ガスト等」「サイゼリヤ」「ジョイフル」「マクドナルド」「吉野家」「無添くら寿司」の6チェーンは、「客数マイナス・客単価プラス」により売上高100%超とした。なお「サイゼリヤ」と「ジョイフル」の低価格FR2チェーン、及び「無添くら寿司等」は、順に14ヶ月・8ヶ月・7ヶ月ぶりに、既存店売上高前年超えとなった。「マクドナルド」は2ヶ月連続での客数前年割れとなった。
 「モスバーガー」「ドトールコーヒーショップ」「牛角」「カプリチョーザ等」「塚田農場等」「日高屋等」「木曽路」の7チェーンは、売上高・客数とも前年割れとなった(うち「塚田農場等」「日高屋等」は7ヶ月連続)。「ドトールコーヒーショップ」はGW中の営業日数減があった。
 前月に久々に客数が100%に達した「鳥貴族」は、当月は同100%超えを果たした(前月同様、客単価がマイナスで、売上高はマイナス)。
 (※)「コメダ珈琲店等」は「FC向け卸売売上高」のため、「うかい亭等」は「文化事業」を含むため、いずれも客数・客単価はなし。


【2019年4月】
2019年4月における、外食大手25チェーン・社(以下、「チェーン」という)の既存店売上高・客数・客単価(前年同月比)は上表のとおりであった。
 当月の暦は、土日祝日数は前年同月と同じであったが、前年にはない連休(10連休の前半4日)があった点で、土日祝日集客型業態・店舗には有利な条件であった。
 こうした条件下、既存店売上高前年比(%)が100以上であったのは、25チェーンのうち14チェーンと半数以上あったのに対し、同客数も100以上であったのは23(※)チェーンのうち6チェーン(「すき家」「牛角」「ミライザカ等」「幸楽苑等」「餃子の王将」「スシロー」)と、その数は多くはなかった。
 これら6チェーンのうち、「すき家」は9ヶ月・「幸楽苑等」「スシロー」は7ヶ月連続の達成である。「ガスト等」と「マクドナルド」は8ヶ月連続でストップした(ともに、客数が100を下回った)。6「ガスト等」「ロイヤルホスト」「マクドナルド」「ドトールコーヒーショップ」「吉野家」「かっぱ寿司」の6チェーンは、「客数マイナス・客単価プラス」により売上高100%超とした。
 売上高・客数とも前年割れであったのは、「サイゼリヤ」「ジョイフル」「モスバーガー」「カプリチョーザ等」「ラ・ボエム等」「塚田農場等」「日高屋等」「丸亀製麺」「無添くら寿司等」「木曽路」の計10チェーンで、うち「サイゼリヤ」は13ヶ月・「ジョイフル」は7ヶ月・「塚田農場等」「日高屋等」「無添くら寿司等」は6ヶ月連続と、この状況が長期化している。
 「鳥貴族」の客数が、実に17ヶ月ぶりに100%以上となった(当月は、売上高マイナス、客数100%)。17年10月に価格改定(税込298円に値上げ)ののち、同年12月から16ヶ月連続で客数前年割れとなっていた。
 (※)「コメダ珈琲店等」は「FC向け卸売売上高」のため、「うかい亭等」は当月より「文化事業」を含むため、いずれも客数・客単価はなし。


【2019年3月】
 2019年3月における、外食大手25チェーン・社(以下、「チェーン」という。対象は業態バランス等考慮し選出)の既存店売上高・客数・客単価データ(各前年同月比。以下、売上高・客数・客単価とは既存店ベースを指す)は、上表のとおりであった。
 当月は、比較対象となる前年同月より日曜日が一日多かった(休日集客型業態では2%程度プラスに影響した可能性が考えられる)。こうした曜日条件もあり、売上高が100%超であったのは対象25チェーンのうち13チェーン、売上高・客数とも100%超は24チェーン(「コメダ珈琲店」のデータはFC向け卸売売上高のため、客数・客単価はなし)のうち11チェーンと、売上高や客数が前年を上回るチェーンの数は前月や前々月と比べ多かった。
 「ガスト等」「マクドナルド」「すき家」は8ヶ月、「幸楽苑等」「スシロー」は6ヶ月、「木曽路」は3ヶ月連続での「売上高・客数とも前年超え」となった。
 逆に、「売上高・客数とも前年割れ」は9チェーンあり、これが長期化しているチェーンも多い(「鳥貴族」15ヶ月、「サイゼリヤ」12ヶ月、「ジョイフル」6ヶ月、「ドトールコーヒーショップ」「塚田農場等」「日高屋等」「無添くら寿司」5ヶ月、「丸亀製麺」4ヶ月連続)。
 「幸楽苑等」は、売上高・客数とも10%超のプラスとなった(順に110.1%・110.8%)。比較対象となる前年同月はいずれも90%台前半の低数値だったこともある。前々年同月を100と置くと順に100.2、101.0となる(2月も同様で、同順に103.4、104.2)。なお当月は、既存店の対象外ではあるが、ダイニングイノベーション「焼肉ライク」の加盟店をオープンさせている。「いきなり!ステーキ」に続き、他社ブランドへの加盟・出店を進めている。
 「モスバーガー」は14か月ぶり・「吉野家」は6ヶ月ぶりに、売上高・客数とも100%を上回った。「モスバーガー」の値は売上高・客数・客単価の順に102.3%・101.0%・101.4%で、前述の曜日条件もあったにせよ、継続していた90%台前半(昨年8月の食中毒事故後2ヶ月は80%台後半)の客数からは前月より脱却しており、さらに当月は7か月ぶりとなる客単価のプラスも寄与した。食中毒事故の影響で、今月(5月)に発表の19年3月期決算は厳しいものとなろうが、このように足元では復調の兆候も見え始めている。
 「吉野家」は、売上高が108.1%と高数値であった(客数102.3%・客単価105.6%)。前述の曜日条件も考慮すると、客単価の貢献度が高い。当月は牛丼のサイズ違い商品(「超特盛」「小盛」等)や「鯖みそ定食」等の新メニューを投入、うち「超特盛」は発売1ヶ月で100万食を突破したといい、これが客単価の上昇に寄与した可能性は考えられる。


【2019年2月】
 弊社でピックアップした外食大手25チェーン・社(以下、チェーンという)の2019年2月における既存店売上高・客数・客単価(前年同月比)は、上表のとおりであった。当月の曜日条件(土日祝日数)は、前年同月と同じである(3連休が存在した点も同じ)。
 業態別にみると、FR(ファミリーレストラン)洋風では「ガスト等」(※1)及び「ロイヤルホスト」とその他2チェーン(「サイゼリヤ」・「ジョイフル」)とで、FF(ファストフード)洋風では「マクドナルド」と「モスバーガー」とで、FF和風では「すき家」と「吉野家」とで、居酒屋では「ミライザカ等」(ワタミ)とその他チェーン(「鳥貴族」・「塚田農場等」)とで、FF・FR麺類では「幸楽苑等」とその他チェーン(「日高屋等」・「丸亀製麺」)とで、FF回転寿司では「スシロー」とその他チェーン(「かっぱ寿司」・「無添くら寿司」)とで、結果が二分される状況にある。
 25チェーンのうち、売上高が前年同月を上回ったのは10チェーンで、売上高・客数とも上回ったのは24チェーン(※2)の3分の1にあたる8チェーンであった(「ガスト等」、「ロイヤルホスト」、「マクドナルド」、「すき家」、「ミライザカ等」、「幸楽苑等」、「スシロー」、「木曽路」。うち、「ガスト等」「マクドナルド」「すき家」は7ヶ月連続、「ミライザカ等」「幸楽苑等」「スシロー」は5ヶ月連続)。
 「ロイヤルホスト」は「客数減・客単価増」がこのところの同チェーンのトレンドであったが、当月は5か月ぶりに客数が100%を超した。「幸楽苑等」(※3)は売上高111.1%・客数112.5%の高数値をマークした(客単価は98.8%)。当月は、前半にキャンペーン商品「チョコレートらーめん」投入、後半に「受験生応援企画」実施という販促施策を講じた。
 一方、全体の半数を上回る13チェーンが「売上高・客数とも前年割れ」であった(1月と同数)。該当チェーンは「サイゼリヤ」、「ジョイフル」、「モスバーガー」、「ドトールコーヒーショップ」、「吉野家」、「牛角(JFLAホールディングス)」、「WDI等」、「塚田農場等」、「鳥貴族」、「日高屋等」、「丸亀製麺」、「かっぱ寿司」、「無添くら寿司」である(うち「鳥貴族」「モスバーガー」「サイゼリヤ」はこの状況が特に長期化している。順に14ヶ月、13ヶ月、11ヶ月連続)。
 「吉野家」は、前年同月同様、ソフトバンク社とのタイアップキャンペーン「SUPER FRIDAY」を実施した。ソフトバンクユーザーは当月の毎週金曜日に「牛丼一杯無料」となるもので、前年(18年2月)は売上高136.3%・客数154.0%という高数値をマークした(客単価は88.5%)。そのため、それとの比較となる本年2月も、当該キャンペーンを実施する必要性は高かったと考えられる。しかし、当月の結果は上表のとおり売上高92.6%・客数90.0%と低数値であった。同キャンペーンの爆発的集客力にも陰りがみえてきたということなのであろうか。なお、こうした状況(特に低数値であった当月含め5ヶ月連続で売上高・客数前年割れ)にあっても、通期(19年2月期)では売上高100.8%と、100%超をしっかりと確保している。
 当月、従業員による悪ふざけ動画問題が起こった「無添くら寿司」は、売上高93.8%・客数93.9%と低数値に終わった。しかし、前月(1月)もそれぞれほぼ同程度の数値であり、売上・客数とも100%未満の状況は4ヶ月前から継続しているので、不適切行為問題が売上・客数に特に甚大な影響を及ぼしたとは、このデータからはいえない状況である。

(※1)すかいらーくホールディングスは「FR洋風」以外の業態も展開し、ここでの数値は連結ベースでその他の業態を含むが、「ガスト」「ジョナサン」等の「FR洋風」業態は店舗数ベースで全体の6割以上を占める(18年12月末時点。洋風ブッフェ業態は別業態としてカウント)。
(※2)「コメダ珈琲店等」はFC向卸売売上高のため客数・客単価はなし。
(※3)17年12月に同社1号店がオープンした「いきなり!ステーキ」が開店13ヶ月経過により既存店に含まれるため、「等」を付けることとした。業態転換店につきどの時点から既存店に含めるかについては、チェーンごとに異なるのだか、幸楽苑の「いきなり!ステーキ」業態転換店については、転換出店13か月後に既存店に含める旨の回答を(株)幸楽苑HD・経営戦略部より頂いた。


【2019年1月】
 弊社でピックアップした外食大手25チェーン・社(以下、チェーンという)の2019年1月における既存店売上高・客数・客単価(前年同月比)は、上表のとおりであった。
 当月の曜日条件(土日祝日数)は、前年同月と同じであったが、年初において連休を取得しやすい日にち・曜日の並びであったため、この点は休日集客型業態には有利に働いた可能性はある。また、当月の特徴として前年同月と比べ気候が良好であったことを挙げるチェーンもあった。
 ときに、そもそも「既存店」の定義(開業後○ヶ月経過で算入)や集計方法(休業店舗や業態転換店舗の算入・不算入)は、チェーンごとに異なるものであるが、当月(1月)は若干の注意が必要である。すなわち、「元旦休業」など年始休業を当年から実施したチェーンがあり、既存店のカウントにおいてこれらをどう扱ったかにつき違いがある点は、含んでおくべきである(例えば、「幸楽苑等」では年始休業を考慮しない数値であるが、「日高屋等」では営業日数が前期と異なる店舗は既存店に不算入。「サイゼリヤ」は当月3分の2以上営業日があれば算入している)。なお、年始休業を実施していないチェーンも多数ある。
 こうした条件の中、対象25チェーンのうち、既存店売上高が前年同月を上回った(100%超であった)のは、9チェーンとその数は少なかった。同客数も100%超であったのは8チェーンであった(「ガスト等」、「マクドナルド」、「すき家」、「ミライザカ等」、「幸楽苑等」、「餃子の王将」、「スシロー」、「木曽路」。「ガスト等」「マクドナルド」「すき家」は6ヶ月連続、「ミライザカ等」「幸楽苑等」「スシロー」は4ヶ月連続)。9チェーンのうち、「ロイヤルホスト」では「客単価依拠型・売上100%超」(客数マイナス・客単価プラスによる売上高100%超え)が、このところの同チェーンのトレンドとなっている。
 当月は「売上高・客数ともマイナス」が13チェーンと全体(24チェーン。「コメダ珈琲店等」はFC向け卸売売上高で客数・客単価なし)の半数を超した(「サイゼリヤ」、「ジョイフル」、「モスバーガー」、「ドトールコーヒーショップ」、「吉野家」、「牛角(JFLAホールディングス)」、「塚田農場等」、「鳥貴族」、「日高屋等」、「丸亀製麺」、「かっぱ寿司」、「無添くら寿司」、「うかい亭等」。うち、「鳥貴族」は13ヶ月、「モスバーガー」は12ヶ月、「サイゼリヤ」は10ヶ月継続)。
 業態ごとにみていくと、FR(ファミリーレストラン)洋風では「ガスト等」と「サイゼリヤ」・「ジョイフル」とで、FF(ファストフード)洋風では「マクドナルド」と「モスバーガー」とで、FF和風では「すき家」と「吉野家」とで、居酒屋では「ミライザカ等」(ワタミ)とその他チェーン(「鳥貴族」・「塚田農場等」)とで、FF・FR麺類では「幸楽苑等」とその他チェーン(「日高屋等」・「丸亀製麺」)とで、FF回転寿司では「スシロー」とその他チェーン(「かっぱ寿司」・「無添くら寿司」)とで、結果が二分される状況となっている。


【お知らせ】
過去データ(2012年から前年まで)も、掲載中です。2018年(1月~12月)の外食大手月次売上データ

2009,2010,2011の各年のデータにつきましては、公開を終了しました。これら3ヶ年における外食45チェーンの既存店データを網羅,分析した『外食チェーン既存店売上動向調査レポート(2012年版)』はこちら。
リーマンショック後の外食不況、その状況を如実に表す貴重なデータ集です。

外食チェーン 既存店売上動向調査レポート(2012年版)

外食チェーン 既存店売上動向調査レポート(2012年版)

【保存版】外食上場45社・10業態 3ヶ年(2009~2011)の月次既存店データ調査・分析
2012年3月発行・A4判94ページ
ISBN978-4-9904916-5-9 定価(本体4,600円)-在庫あり-


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