フードビジネス出来事・アーカイブス

「外食産業の動向・ニュースの書庫」

2017年5月

日本KFCホールディングスがピザハット事業から撤退、アスラポート・ダイニングとゼネラル・オイスターが業務提携、など。

【海外展開】
コロワイド、中国本土に進出が決定。子会社レインズインターナショナルが現地企業と2月にマスターフランチャイズ契約を締結した。「牛角」「しゃぶしゃぶ温野菜」を5年で130店舗展開目指す。両ブランドは台湾・香港には進出済。中国本土1号店は今夏、北京に出店予定。(2017.05.08)

【決算】
コロワイドが決算発表(17年3月期)。連結売上収益は0.2%の微増で2,344億44百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は△13億98百万円で赤字に陥る。「フレッシュネスバーガー」取得・米国レインズインターナショナル子会社化等したレインズインターナショナルが主に売上伸ばすも、利益面ではカッパ・クリエイトでの損失計上等で、増収減益。今期は6%の売上増見込む。(2017.05.09)

【事業売却】
日本KFCホールディングス、「ピザハット」事業から撤退。100%子会社・日本ピザハット他1社の全株式を投資会社・エンデバー社へ譲渡する。6月12日付譲渡実行。譲渡価額は非公表。日本KFCでは91年に「ピザハット」(PH)のライセンス取得、これまで展開してきた。PH事業の売上高は143億51百万円(17年3月期)で、前期まで営業赤字を計上していた。今般のPH売却で日本KFC HDの18年3月期連結売上高予想は△12.1%の774億としている。(2017.05.10)

【決算】
ゼンショーホールディングスが決算発表(17年3月期)。増収増益。連結売上高は3.5%増の5,440億28百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は109.7%増の84億43百万円。セグメント別売上高では外食が2.2%増・小売が13.2%増。外食では「すき家」等の牛丼・「はま寿司」等のファストフードの各カテゴリーが増収の一方、「ココス」等のレストランカテゴリーが僅かに減収。今期連結売上は9.4%増の5,95180百万円と6千億目前を見込む。(2017.05.11)

【ランキング】
『日経MJ(流通新聞)』(日本経済新聞社)、「第43回日本の飲食業調査」結果発表。店舗売上高伸び率ランキング1位はロイヤルコントラクトサービス。2位はペッパーフードサービス、3位はファイブグループ。(2017.05.24)

【アライアンス】
アスラポート・ダイニングとゼネラル・オイスターが業務提携。業績悪化のゼネラル・オイスター(GO)にアスラポートが役員派遣、資金貸付行う。GOは業績回復に向けアライアンス先を探していた。GOからアスラポートへの牡蠣の販売や海外輸出事業強化について両社で検討を重ねる。(2017.05.30)

【店舗閉鎖】 コロワイドグループのカッパ・クリエイト、都市型業態「かっぱ寿司・鮨ノ場」4店舗を閉鎖。5月31日。15年9月、都市型フルオーダータイプの回らない寿司、「鮨ノ場」として東京・青山に1号店をオープン。19年まで100店舗を目標に掲げた。16年に「かっぱ寿司・鮨ノ場」に改装リニューアルしていた。(2017.5.31)

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