フードビジネス出来事・アーカイブス

「外食産業の動向・ニュースの書庫」

2015年6月

外食産業市場規模は3年連続で増加、トリドールが国内外1,000店舗体制に、きちりが「イータリー」事業展開へ、など。

【多角化・新分野進出】
ダイヤモンドダイニング、ウェディング事業運営の子会社を設立。(株)Sailing、6月15日設立予定。先般ウェディング事業に関し提携した企業の代表である石関太朗氏と共同で。DD社の出資比率は51%。飲食、アミューズメントに次ぐ第3の柱としていく。(2015.06.09)

【格付け・ランキング】
日経MJ(日本経済新聞社)、「2015年上期ヒット商品番付」発表。外食関連からは、前頭に「ブルーボトルコーヒー」と「野菜系ファストフード」がランクイン。なお、横綱は東が「インバウンド旋風」、西が「北陸新幹線」。(2015.06.10)

【海外展開】
すかいらーく、台湾に鍋専門店「しゃぶ葉」海外1号店をオープン。同社は台湾初出店から33年目で現在「SKYLARK」等約40店舗を展開。(2015.06.12)

台湾しゃぶ葉 外観

台湾しゃぶ葉 外観 画像提供:株式会社すかいらーく

台湾しゃぶ葉 野菜畑コーナー

台湾しゃぶ葉 野菜畑コーナー 画像提供:株式会社すかいらーく

【多角化・新分野進出】
きちり、日本・アジア太平洋地域での「イータリー」(EATALY)事業展開へ。去る3月に三井物産、伊イータリー社との3社合弁で「イータリー・アジア・パシフィック(株)」設立、本日付事業開始。きちりの出資比率は34%。「イータリー」はイタリア食材の物販とカフェ・レストラン等のイートインからなる複合施設で、イタリア・米国等5か国に23店舗を展開中。日本では2008年、イータリー・ジャパン(株)が代官山にイタリア国外1号店をオープンしたが14年に閉店、その他百貨店内店舗は順次縮小中であった。(2015.06.15)

【データ・決算】
(一社)日本フードサービス協会と(公財)食の安全・安心財団、平成26年外食産業市場規模推計を発表。前年比1.5%増の24兆3,686億円、3年連続増加。「飲食店」1.6%増・「喫茶店」2.8%増(いずれも3年連続増加)、「居酒屋・ビアホール等」も0.5%増(2年連続増加)。(2015.06.15)

【海外展開】
吉野家ホールディングスグループのどん、「ステーキのどん」タイ1号店をオープン。同国子会社を通じ、ショッピングセンター「ゲートウェイ エカマイ」に、7月1日。どんは「フォルクス」を台湾に3店舗FC出店しており、タイ及び「どん」ブランドでの出店は初となる。3年以内にタイ10店舗目指す。(2015.06.30)

【海外展開】
トリドール、ヨーロッパ17か国67店舗展開のアジアン・ファストフードチェーン「WOK TO WALK」運営会社の株式取得、連結子会社化。同業態にて5年で世界500店舗目指す。トリドールはこれにて世界27か国・地域に1,000店舗体制となった。今後も世界的に外食事業展開し10年後に売上高5,000億円・世界外食企業上位10社入りを目指す。(2015.06.30)

WOK TO WALK 外観

WOK TO WALK 外観 画像提供:株式会社トリドール

WOK TO WALK 店内

WOK TO WALK 店内 画像提供:株式会社トリドール


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