フードビジネス出来事・アーカイブス

「外食産業の動向・ニュースの書庫」

2012年5月

2012年3月期決算発表、ゼンショーホールディングスは連結売上4千億円超す、ワタミは国内外食が減収も介護・宅食が牽引し13％増収、など。

■ゼンショーHDが決算（2012年3月期）。連結売上高は8.7％増の4,029億62百万円。営業利益・経常利益ともに2割近い増益で過去最高値、営業利益率は5.2％に。4千億超えは外食ではすかいらーくグループ・日本マクドナルドHDに次ぎ3社目の達成。(2012.05.09)

■ワタミが決算（2012年3月期）。連結売上は13.1％増で1,401億97百万円。但し「国内外食」は約3％減で785億円、全社に占める売上シェア56.1％と9.2ポイント低下。一方で「介護」・「宅食」・「その他（海外外食等）」はぞれぞれ28％・69％・27％増と大きく伸びる。(2012.05.11)

■「まいどおおきに食堂」のフジオフードシステム,ファンド4社より資金調達、アドバンテッジアドバイザーズ（AA）と業務提携。転換社債型新株予約権付社債をAAの助言先ファンド4社に割り当て約15億円を調達、新規出店・既存店改装・海外展開の費用に充てる。AAからは計数分析その他の支援を受ける。AAの属するアドバンテッジパートナーズは外食企業ではレックスHDやひらまつに投資実績がある。フジオの筆頭株主・主要株主（エフエム商業計画、サッポロビール）に異動はなし。(2012.05.14)

■WDI、炉端焼き業態「INAKAYA」をインド、アブダビで展開へ。それぞれ、現地企業とFC契約を締結。インドは年内、アブダビは来春に1号店オープン予定。「INAKAYA」は現在、六本木・銀座に計3店舗展開中。WDIの海外店舗数は現在31（4月末時点）。インドでの展開は外食上場企業では家族亭が11年1月に現地法人を設立している。(2012.05.16)

■「かつや」のアークランドサービス、香港に100％子会社設立。海外（アジア）事業の地域統括会社、ARCLAND SERVICE (H.K.) CO.,LIMITEDを5月15日に設立。アークランドサービスは去る3月、香港の現地企業と香港・マカオでの「かつや」展開のため合弁会社を設立している。(2012.05.21)

■トリドール、「丸亀製麺」を香港・マカオで展開へ。現地企業とFC契約締結した。1号店を本年秋に出し3年で15店舗目指す。「丸亀製麺」の海外店舗は現在タイ、上海、ハワイに計5店舗。2月にはロシアに現地法人を設立している。(2012.05.28)

■「庄や」等をFC展開のかんなん丸、「ドトールコーヒーショップ」（DCS）加盟店事業を新規設立の子会社・しんしん丸に譲渡。7月1日付。かんなん丸は「庄や」「日本海庄や」等大庄の居酒屋等89店舗・自社ブランドの居酒屋「炉辺」2店舗の他、喫茶業態のDCSを1店舗のみ経営していた（店舗数11年6月末時点）。（2012.05.29）

■日経MJ（日本経済新聞社）、『第38回飲食業調査』発表。店舗売上高伸び率は1位「ロイヤル空港高速フードサービス」（180.1％増）、2位「ロイヤルホスト」（同83.2％）、3位「エー・ピーカンパニー」（同74.3％）。(2012.05.30)

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