フードビジネス出来事・アーカイブス

外食業界の動向・ニュースの書庫

2019年5月

ワタミが外国人労働者受入のため法人設立、SRSホールディングスが流通大手エイチ・ツー・オー リテイリングとの資本提携に基本合意、スシローグローバルHDが英国大手寿司チェーンに資本参加、など。

【決算】
コロワイドが決算発表(19年3月期)。減収減益。売上収益は0.6%減の2,443億6千万円。不採算店閉鎖が新規出店を上回り総店舗数が減少、既存店売上高も99.0%と僅かに前年割れ。営業利益以下各フェーズで減益となった。今後は低迷する居酒屋業態の再構築や、ファストフード業態の強化を進めていく。(2019.05.09)

【海外展開】
スシローグローバルホールディングス、英国の大手寿司チェーンに投資。英国50店舗・米国5店舗展開のテイクアウト寿司・弁当チェーン「Wasabi」。欧州で外食企業に投資するCapdesia Group Limitedが組成の共同投資SPVを通じ。さらに、Wasabi,Capdesiaとの3社で業務提携契約を締結した。今後の欧州における事業展開の第一歩とする。(2019.05.10)

【資本業務提携】
「和食さと」等のSRSホールディングス、流通大手エイチ・ツー・オー リテイリングと資本業務提携に基本合意。共に関西を地盤としており、ポイント共通化、共同仕入・共同物流等の業務提携や、H2OがSRSの株式約3%保有する資本提携の正式契約に向け、今後両社で協議していく。(2019.05.10)

【決算】
ゼンショーホールディングスが決算発表(19年3月期)。増収増益。「すき家」等の牛丼カテゴリー・「ココス」等のレストランカテゴリー・「はま寿司」等のファストフードカテゴリーのいずれも既存店堅調、400の新規出店を行うなどして、連結売上高は4.9%増え6千億円台に到達(6,076億79百万円。うち小売事業830億円)。営業・経常・純利益も全て増加。期中に米国等でテイクアウト寿司チェーン展開のAFCを取得、期末店舗数はFC含め9,509店舗。20年3月期売上高は8.8%増の6,613億円を見込む。(2019.05.14)

【グループ再編】
ゼンショーホールディングスジョリーパスタを完全子会社化。07年に株式取得し子会社化(JPの当時の商号はサンデーサン)、19年3月末時点の持株比率は64.5%。今般「グループとしての事業シナジーを最大限に発揮」するため、完全子会社とする。JPは7月30日付で東証2部を上場廃止となる。(2019.05.14)

【外国人労働者受入】
ワタミ、外国人労働者受入のため法人設立。ITbookホールディングスグループと合弁、6月設立予定。日本における外国人労働者の受入・人材育成支援を行う。併せて、シンガポールに海外各国の人材送り出し機関・日本語学校の運営管理行う持株会社を設立する。カンボジアを最初の人材送り出し地域として計画。(2019.05.15)

【M&A】
「磯丸水産」等のSFPホールディングス、長野の居酒屋企業クルークダイニングの株式取得・子会社化。地方居酒屋企業との資本提携進める「SFPフードアライアンス構想」の一環、3月に子会社化のジョー・スマイル(熊本市)に次ぎ2件目。クルークダイニングは長野県に「からあげセンター」等22店舗を展開、売上高約10億円(18年6月期)。取得は7月1日付を予定。(2019.05.30)

【受動喫煙防止】
「喫茶室ルノアール」等の銀座ルノアール、紙巻きたばこの喫煙を禁止へ。グループ全店舗にて、喫煙室での喫煙を加熱式たばこのみ可とし、紙巻たばこを禁止とする。受動喫煙防止法施行に合わせ、20年4月より。(2019.05.30)

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