フードビジネス出来事・アーカイブス

外食業界の動向・ニュースの書庫

2018年5月

ジョイフルがフレンドリーの株式取得・子会社化、木曽路がてんやFC出店、エー・ピーカンパニーがメニュー誤表記、など。

【決算】
コロワイドが決算発表(18年3月期,IFRS)。増収増益。売上収益は4.2%増の2,459億11百万円、前期に取得の「フレッシュネスバーガー」等が通年寄与。親会社の所有者に帰属する当期利益は黒字転換し11億7千万円とした。外食上場企業売上高ランキングでは業績回復の日本マクドナルドHDに抜かれ4位に。(2018.05.09)

【決算】
ゼンショーホールディングスが決算発表(18年3月期)。増収減益。連結売上高は6.4%増の5,791億8百万円。スーパーマーケット「マルヤ」等の小売事業が20.0%増、外食事業も「はま寿司」等のファーストフードカテゴリーが8.4%伸ばすなどしてトータル4.5%増収。一方、食材価格高騰で原価率が0.8PT上昇するなどした結果、営業・経常・当期純利益は各2~6%台のマイナス。19年3月期は増収増益を見込み、連結売上高6千億超の予想。(2018.05.10)

【業界再編、M&A】
ジョイフルフレンドリーの株式取得、親会社に。フレンドリーは業績不振が長期化し地域経済活性化支援機構(REVIC)による再生支援を受けていた。REVICから派遣の役員2名は退任、ジョイフルから役員を3名派遣する。関西圏の「ジョイフル」を「フレンドリー」へ変更も検討。もともと両社の創業者には親交があった。フレンドリーの東証二部上場は維持する。(2018.05.12)

【他社ブランド加盟出店】
木曽路が「天丼てんや」にフランチャイズ加盟、店舗展開へ。5月8日付、同ブランドのフランチャイジーであるテンコーポレーションと基本合意した。1号店の時期等詳細は未定。(2018.05.14)

【FC展開】
きちり、「いしがまやハンバーグ」のフランチャイズ(FC)事業開始。同ブランドは2010年に1号店出店し現在全店直営にて18店舗を展開。直営に加えFC導入により全国展開を図る意向。18年6月上旬より開始予定。(2018.05.15)

【M&A】
アスラポート・ダイニング、海鮮居酒屋業態61店舗を譲受。熊本・福岡中心に九州全域に「さかなや市場」「十徳や」等店舗展開するジェイアンドジェイ(本社:熊本県)より。6月21日付譲受予定。ジェイアンドジェイの18年2月期決算は債務超過で、地域経済活性化支援機構の支援対象事業者となりアスラポート・ダイニングが同社海鮮居酒屋事業の一切を引き受ける。(2018.05.15)

【アライアンス】
「備長扇屋」「パステル」等多業態のヴィア・ホールディングス、ベーカリーショップ「HEART BREAD ANTIQUE」等のオールハーツ・カンパニーと業務提携。ヴィアは15年にチタカ・インターナショナル・フーズより「パステル」のレストラン事業を譲受け、展開中。今般、チタカのデザート部門をオールハーツが譲り受けることとなり、ヴィアとオールハーツが業務提携に至った。パンやデザートの共同開発等、「パステル」ブランドの魅力向上のため協業していく。(2018.05.15)

【FC展開】
きちり「いしがまやハンバーグ」のフランチャイジーにイズミ・フード・サービス。イズミFSは商業施設「ゆめタウン」等展開するイズミの外食子会社で、中国・四国・九州内の同施設内に61店舗144ショップを運営する。イズミFSのFC加盟により、きちりは従来の首都圏・関西圏以外のエリアでの自社ブランド“加速度的出店“を狙う。(2018.05.21)

【持株会社体制移行】
アスラポート・ダイニングがグループ再編成。ジャパン・フード&リカー・アライアンスを完全子会社とし、アスラポートは商号をJFLAホールディングスと改め、代表取締役社長には同社会長及びJFLA社長に就いていた檜垣周作氏が復帰する。8月1日付。“食のバリューチェーンのグローバルリーディングカンパニー”を掲げ21年3月期の売上高1千億円達成を目指す。(2018.05.21)

【メニュー誤表記】
エー・ピーカンパニーに対し、消費者庁より景品表示法に基づく措置命令。「塚田農場」「じとっこ組合」店舗において、実際にはブロイラーや地鶏でない親鶏等を使用した「チキン南蛮」等4品につき、あたかも地鶏を使用しているかのようなメニュー表記をしていたとして。(2018.05.22)

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