フードビジネス出来事・アーカイブス

「外食産業の動向・ニュースの書庫」

2016年3月

カールスジュニア日本1号店がオープン、アスラポート・ダイニングがフジタコーポレーションと資本業務提携、リンガーハットとハチバンが提携を解消、アスラポート・ダイニングがどさん子を傘下に、など。

【海外ブランド展開】
米国ハンバーガーチェーン「カールスジュニア」日本1号店、本日オープン。東京・秋葉原中央通りに。ミツウロコグループホールディングス子会社のカールスジュニアジャパンがライセンス取得・展開。(2016.03.04)

カールスジュニア

「カールスジュニア」店舗外観

【新業態・新ブランド】
コロワイドグループのレインズインターナショナル、とんかつ専門店 とんかつ 「神楽坂 さくら」をオープン。3月21日、東京・神楽坂に。45.6坪70席、客単価は昼1,300円・夜2,000円。とんかつ・かつ丼市場は更なる規模拡大が見込めるとして参入決定。3年で100店舗、5年で200店舗目指す。(2016.03.07)

「神楽坂さくら」店舗外観

「神楽坂さくら」店舗外観

【海外展開】
「塚田農場」等のエー・ピーカンパニー、米国カリフォルニア州の日本食レストラン1店舗を譲受。同州アーバインで寿司・天ぷら等提供する「Taiko」。3月1日付。(2016.03.09)

【代表取締役異動】
木曽路の松原秀樹社長が辞任。取締役も辞任する。本人からの申出を取締役会が受理。代表取締役会長の吉江源之氏が社長を兼任する。松原氏は顧問職に就く。(2016.03.10)

【資本業務提携】
アスラポート・ダイニングフジタコーポレーションが資本業務提携。アスラポートがフジタの新株式取得し持株比率25.86%の筆頭株主に。フジタコーポレーションは北海道が地盤で「ミスタードーナツ」加盟店運営等行うメガフランチャイジー企業。近年は業績が低迷、「新たな収益源の確保を検討」していた。業務提携により「北海道・東北エリアにおける業態拡大と店舗展開」「共同購買によるコスト削減」等行っていく。(2016.03.10)

【持株会社体制移行】
「丸亀製麺」のトリドールが持株会社体制へ。会社分割の方式により移行、分割準備会社を月末に設立予定。移行後の詳細等は未定。(2016.03.15)

【提携終了】
リンガーハットハチバン、資本業務提携を終了。期待したシナジー効果が得られず。14年2月に提携契約締結し、16年3月を期限として共同持株会社設立・経営統合視野に協議を進めてきた。提携の期限更新行わず3月20日で終了とする。両社が相互に保有する株式の扱いはそれぞれの判断に委ねる。(2016.03.18)

【子会社譲渡】
ゼンショーホールディングス、連結子会社・大和フーヅの全株式を譲渡。日清製粉子会社に。大和フーヅは02年にゼンショー子会社。「久兵衛屋」(14年ゼンショーに譲渡)、「ミスタードーナツ」「モスバーガー」のフランチャイズ店舗運営を行っていた。(2016.03.18)

【代表取締役異動】
松屋フーズ、代表取締役異動。創業家の瓦葺一利常務取締役が代表取締役社長に昇進。緑川源治社長は代表権のない取締役副会長に。代表取締役会長の瓦葺利夫氏との親子ツートップ体制となる。(2016.03.22)

【M&A】
「まいどおおきに食堂」等のフジオフードシステム、ドーナツショップ「はらドーナツ」をグループ化。(株)むく(神戸市)より(株)はらドーナツの全株式を取得する。5月2日付株式譲渡実行予定。「はらドーナツ」は東京・横浜等主要都市に約20店舗を展開中。(2016.03.25)

【M&A、グループ再編】
アスラポート・ダイニング、ラーメン「どさんこ」等運営する(株)どさんこの親会社・DSKグループの株式90.71%を取得、連結子会社に。アスラポートとDSKは同じ阪神酒販グループで兄弟会社。グループ内再編により外食企業をアスラポートに集約させる。(2016.03.25)

【ガバナンス】
王将フードサービスが設置の「コーポレートガバナンスの評価・検証のための第三者委員会」調査報告書が公表。「独断専行・密室経営」を招かぬよう、監督機能と業務執行機能の峻別や、創業家への配慮よりも企業価値最大化や他の重要ステークホルダーとの信頼関係を優先させること等を提言している。(2016.03.29)

【海外(撤退)】
幸楽苑ホールディングス、タイから撤退へ。現地子会社の解散を決定。11年に法人設立、12年に1号店をオープンさせ、15年末時点で6店舗としていた。しかし、当初想定した売上見込めず赤字が常態化、債務超過となっていた。今後は海外戦略を再構築、再び積極的海外展開に取り組むとしている。(2016.03.31)

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