フードビジネス出来事・アーカイブス

「外食産業の動向・ニュースの書庫」

2011年1月

2010年外食産業市場動向(ジェフ)全店ベース売上がプラスに戻る、牛丼チェーン大手3社の値下げ競争が過熱など。

■牛丼大手の低価格競争が過熱。3社揃って期間限定値下発表、松屋フーズは牛めし(並)を240円(通常320円)とする。ゼンショーのすき家は牛丼(並)250円(同280円)、吉野家は「111周年記念謝恩セール」として270円(同380円)に。3社とも、11日から17日の7日間実施する。(2011.01.06)

■サガミチェーンの社長が交代。業績責任の明確化と新体制による人心の一新として。小塚照男社長(09年5月就任)は取締役を退任、顧問に。新社長には伊藤忠商事出身の鎌田敏行常務が昇進し就任。1月21日付。(2011.01.11)

■「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイト、新規戦略ビジネスのCVS(コンビニ)向け惣菜事業事業を強化。敷島製パン子会社ジャパン・フレッシュの株式取得、子会社化。同社の生産設備活用し、寿司のCVS向け商品化・販売拡大図るほか調理パン事業を継続強化、中京地区でのCVS向け事業を強化する。(2011.01.17)

■吉野家HDの筆頭株主が異動。吉野家HDの自己株式買付に伊藤忠商事が保有全株式売出。伊藤忠商事は筆頭株主・その他の関係会社でなくなる。(2011.01.18)

■居酒屋「庄や」の大庄がサントリーとの関係強化。第三者割当による自己株式処分でサントリー&スピリッツが主要株主に(大株主2位・持株比率13.41%。従前は8位・1.62%)。取引関係・協力体制を強化、シナジー効果発揮ねらう。(2011.01.21)

■日本フードサービス協会、2010年の外食産業市場動向調査結果(全店ベース)を発表。全業態計売上は100.5%と2年ぶりプラスに。客数が102.6%と増加。(業態別では、ラーメンやセルフうどん等の「FF麺類」が売上111.2%・客数112.5%と全体を牽引。)店舗数は前年に続き99.3%とマイナス基調続く。全店ベースでの売上前年割れは、94年の調査開始以降、2003年と2009年の2ヶ年。店舗数前年割れは、2009年・2010年の2ヶ年。(2011.01.25)

■スターバックスコーヒー、2月にビバレッジの価格改定。昨今のコーヒー豆価格高騰などの動きを受け。ドリップコーヒーやラテのショートサイズ等の一部商品を10~20円値上げする。一方、グランデサイズやベンティ等の一部商品は10~20円値下げし、サイズ間価格差を50円から40円に引き下げ、大きいサイズの値頃感を打ち出す。同社では原材料が高騰した08年にもコーヒーやラテにつき10~20円の値上げを実施している。(2011.01.28)

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