フードビジネス出来事・アーカイブス

外食業界の動向・ニュースの書庫

2020年2月

ワタミが中国本土から撤退へ、吉野家HDがアークミールを安楽亭へ譲渡、など。

【海外展開、店舗閉鎖】
ワタミ、中国本土「和民」業態を撤退。新型コロナウイルスの長期化や中国経済の先行きの不透明さから決断。上海・深セン・蘇州・広州における「和民」「饗・和民」等7店舗を閉鎖・撤退する。具体的な時期は調整中。(2020.02.05)

【経営者】
サンマルクホールディングス、代表取締役異動。綱嶋耕二社長は任期満了に伴い退任。監査法人等経て12年入社の難波篤氏が代表取締役社長。執行役員管理本部長から昇進。(2020.02.05)

【決算】
すかいらーくホールディングスが決算発表(19年12月期)。増収減益。連結売上収益は2.5%増で3,753億94百万円。「から好し」「しゃぶ葉」「むさしの森珈琲」中心に新規出店の一方、「ガスト」「夢庵」「ジョナサン」等の成熟ブランドでは「リモデル」を進めた。デリバリー・テイクアウト売上は+7.4%・+24.9%と伸びた。(2020.02.13)

【決算】
日本マクドナルドホールディングスが決算発表(19年12月期)。増収、営業・経常増益も純利益は減益。全店売上高が5,490億円で創業以来最高値、連結売上高は3.5%増の2,817億63百万円。既存店売上高+4.5%と好調、店舗数も増加、13期ぶり2桁上積みし2,910店舗。直営店FC化も継続、FC店舗比率7割に達した。(2020.02.13)

【新業態・新ブランド】
サイゼリヤが新業態。“和と伊を融合した気軽に立ち寄れる本格パスタ専門店”「伊麺処」(パスタドコ)。2月26日、東京・浅草に1号店オープン。“都心型コンパクトなファストカジュアルレストラン”としてパスタ(税込500円~)のほかタパスやアルコールも提供。浅草店は25席、営業時間10:30~20:00。今後都心部を中心に多店舗展開を企図。(2020.02.19)

【M&A】
「ステーキのあさくま」等のあさくま、都内に和食店等展開する竹若の全株式取得、連結子会社化。“「あさくまのステーキ」と「竹若の寿司」の融合が今後の成長戦略を図るために重要と判断”。2月28日付譲渡実行予定。(2020.02.25)

【海外展開】
モスフードサービス、「モスバーガー」フィリピン1号店オープン。2月27日、マニラ首都圏・ケソン市のショッピングモール、ロビンソンガレリア内。「モスバーガー」海外店舗は91年の台湾が1号店で、20年1月末時点で8か国・地域に400店舗近くを展開。フィリピンでは年内5店舗、27年度まで50店舗を目指す。(2020.02.27)

【新型コロナウイルス対応】
ゼンショーホールディングス、「すき家」での新型コロナウイルス対応を発表。一部店舗で販売商品を牛丼のみとし、店舗の時短営業・休業を実施する。政府要請による小学校等の休校期間中、従業員の確保が困難となるのを受け。3月2日以降に実施。(2020.02.28)

【子会社譲渡】
吉野家ホールディングス、「フォルクス」「しゃぶしゃぶどん亭」等のアークミールを焼肉FRの安楽亭に譲渡。全株式。アークミールは08年2月より吉野家の連結子会社(子会社化当時の商号はどん)。今般、吉野家グループの事業ポートフォリオ見直しに伴い、類似業態展開の安楽亭に譲渡する。2月29日付。(2020.02.29)

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