フードビジネス出来事・アーカイブス

「外食産業の動向・ニュースの書庫」

2015年5月

クリエイト・レストランツ・ホールディングスが和食FR（ファミリーレストラン）「かごの屋」のKRフードサービスを子会社化。ひらまつがホテル事業に本格参入。神明ホールディングが元気寿司を子会社化など。

【経営者】
ワタミの桑原豊前社長が取締役を辞任。本日発表の平成27年3月期決算の結果責任を受け辞表提出、取締役会が受理。3月1日付で経営の若返りのためとして清水邦晃氏に代表取締役社長を譲り、役付なしの取締役となっていた。(2015.05.13)

【M＆A】
神明HD、元気寿司を子会社に。株式公開買付により持株比率を32.85％から40％以上に増加、実施支配力基準により連結子会社化。元気寿司の東証1部上場は維持する。両社は12年5月に資本業務提携、元気は神明の持分法適用関連会社に。その後神明を軸にカッパ・クリエイトHDを加えた3社での提携が進められたが、カッパが離脱し14年12月にコロワイド傘下となった。(2015.05.13)

【多角化・新分野進出】
ひらまつ、ホテル事業を本格的スタート。本年9月奈良にオーベルジュを出店、来年春から秋にかけ神奈川・箱根仙石原、静岡・熱海、三重・志摩市賢島にスモールラグジュアリーホテルを出店する。今後10年内にホテル事業で300億円の売上規模目指す。(2015.05.15)

【M＆A、海外展開】
トリドール、米国ファストカジュアル店舗をグループ化。カリフォルニア州で東南アジアテイストのファストカジュアル「Kaya Street Kitchen」2店舗を展開する法人に出資、今後5年で100店舗目標。「世界的な外食企業」を目指し、「新しいアイデアへ積極的に投資」していく。(2015.05.26)

【海外出店】
トリドール、「丸亀製麺」をマレーシアに出店。28日、クアラルンプールに2店舗同時オープン。日本と同じ讃岐うどんメニューと現地化メニューを提供。16年中のハラール認証取得を目標、20年まで同国10店舗を予定。マレーシアを足がかりにASEAN全体への「丸亀製麺」ブランド浸透狙う。(2015.05.27)

【海外出店】
トリドール、焼鳥FR「とりどーる」をインドネシア・ジャカルタに出店。同社の創業ブランドで現在国内約20店舗展開、海外は初出店。20年まで同国10店舗を目標。東南アジア、世界全体での展開目指す。(2015.05.28)

【M＆A】
クリエイト・レストランツ・HD、和食ファミリーレストラン「かごの屋」のKRフードサービスの株式取得、連結子会社化（議決権所有割合99.8％）。オリックス系ファンドより、取得価額約150億円。KR社は「かごの屋」等国内外106店舗を展開。クリレスHDがカバーしていなかった郊外ロードサイドチェーンをグループ化。通期連結業績予想は確定次第発表。(2015.05.28)

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