フードビジネス出来事・アーカイブス

「外食産業の動向・ニュースの書庫」

2012年1月

「松屋」が牛めし(並)を280円に恒常値下げ、「すき家」と並ぶ。ジェフ発表の2011年外食産業市場動向(全店ベース売上)は再び前年割れ、FR(ファミリーレストラン)焼肉が苦戦など。

■松屋フーズ、牛めしを恒常値下げ、並盛は280円ですき家と同額に。今月16日より。松屋では09年12月に同商品を320円に値下後、度重なる期間限定値下(250円・240円)を実施してきたが定価改定に踏み切った。(2012.01.05)

■「まいどおおきに食堂」のフジオフードシステム、ハワイのスペシャリティコーヒーチェーン「ホノルルコーヒー」展開へ。日本における店舗展開の独占的権利等に関するマスターフランチャイズ契約を締結。(2012.01.06)

■アークランドサービスの「かつや」、海外進出。香港の飲食店コンサル会社と合弁会社を設立、香港・マカオで「かつや」展開していく。アークランドサービスの出資比率は49%。本年2月に法人設立しエリアFC契約の予定。(2012.01.16)

■トリドール、「丸亀製麺」タイ1号店(FC)をオープン。1月19日、バンコク市内の商業施設「レインヒル」内。近日中に2号店・5月頃3号店を予定.今後5年でタイ30店を目指す。(2012.01.20)

■大庄がアサヒビールとの関係強化。アサヒを割当先として自己株式処分を実施、安定的な取引関係の構築・強化を目的。アサヒの持株比率は1.73%から4.56%となり株主順位は8位から4位へ。昨年2月には同様の方式でサントリービア&スピリッツが株主8位から13.41%所有の大株主2位・主要株主となっている。大庄では、「やるき茶屋」でアサヒと、「庄や」でサントリーとの関係を構築してきた。(2012.01.20)

■英国風パブ「HUB」等展開のハブで大株主異動。業務用食材販売大手の久世が新たに大株主に。テーブルマークが保有の全普通株式(9.79%)を取得。従来からの取引先である久世との関係を強める一方、テーブルマークとも良好な関係を続けるとしている。ハブの筆頭株主はロイヤルHDで同社の持分法適用関連会社。(2012.01.23)

■日本フードサービス協会、2011年(1月~12月)の外食産業市場動向調査結果発表。全店ベース。売上は98.8%と再び前年割り込む。客数(99.3%)・客単価(99.5%)とも前年比マイナス。東日本大震災の影響大、但し年後半は回復の兆し。店舗数は100.1%とほぼ横ばい。業態別では食中毒事件等の影響で「FR(ファミリーレストラン)焼肉」が売上92.3%と苦戦。(2012.01.26)

■「和食さと」のサトレストランシステムズ、本社・商品センター(製造・物流部門)を売却、自社製造からアウトソーシングへ。経営改革の一環、非効率資産売却による財務構造改革が目的。3月をもって譲渡、11月に閉鎖。本社の移転先は現段階で未定。(2012.01.27)

■グローバルダイニング、米国子会社が運営の「権八 ビバリーヒルズ」の営業を一部休止。グループ営業利益改善のため米国他3店舗に業務改善を集中。店舗閉鎖はせず営業形態を一部変更し収支改善図る。2月10日より。(2012.01.31)

■アスラポート・ダイニング、たこやき事業・フードコート事業に進出。新たに完全子会社・フードスタンドインターナショナル設立し、CJ Foodville Japan社から「たこばやし」9店舗と「うまいも んや」3店舗を譲り受け。譲受事業の直近年度売上高は約1.9億円で連結決算への影響は軽微。非アルコール業態への多角化を模索。(2012.01.31)

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