フードビジネス出来事・アーカイブス

「外食産業の動向・ニュースの書庫」

2011年3月

東日本大震災が発生、外食チェーンが被災地支援の動き。福島原発事故の影響で各チェーンが節電・営業時間短縮など。

■コロワイドグループのアトム、代表取締役異動。植田剛史代表取締役社長の6期目終了にあたり、人事の活性化を図るとして。小澤俊治代表取締役副社長が社長就任、植田社長は非常勤取締役に就く。4月1日付。(2011.03.01)

■ヒガ・インダストリーズが米国ウェンディーズ・アービーズ・インターナショナルと資本業務提携、日本国内での「ウェンディーズ」展開へ。年内に再上陸1号店オープン予定。ウェンディーズはゼンショーとのFC契約終了に伴い09年末に一度日本撤退。ヒガは85年に「ドミノ・ピザ」を日本に持ち込んだ宅配ピザのパイオニアで、10年2月にドミノピザ事業を売却した。(2011.03.03)

■スターバックスコーヒージャパンの岩田松雄代表取締役CEOが同職を辞任、ファウンダーの角田雄二取締役が同職へ復帰。岩田氏は取締役も辞任。一身上の都合による。角田氏の就任は暫定的なもので、6月の株主総会以降の新体制構築に向け調整。(2011.03.04)

■モスバーガー、オーストラリアに進出。3月31日、ブリスベンに同国1号店プレオープン。モスはこれまでアジア地域で海外展開を進めてきた(241店舗/2月末時点)。今後、豪州の他都市、さらには欧米諸国への進出の足ががりとする。(2011.03.08)

■ダイヤモンドダイニング、居酒屋「隠れ房」やダーツバー、カラオケ等を展開するバグースを完全子会社化。バグースは首都圏都心部に54店舗展開、直近売上高は約82億(10年6月期)。DD社では非アルコール業態への進出を検討中で、エンターテイメント性の高い業態を展開するバグースを取得した。(2011.03.09)

■外食産業において被災地支援の動き。日本マクドナルドでは義援金1億円・米国マクドナルドから同200万ドルを支援。仙台工場を有するすかいらーくでは、おにぎりや食事の提供など避難所への支援実施、グループ店舗3,399店舗に募金箱設置。壱番屋では、レトルトカレー6万6千食を出荷したほか現地での炊き出しを予定、全国各店舗で募金箱設置。銀座ルノアールでも、義援金寄贈・店舗に募金箱設置。(2011.03.17)

■外食チェーン各社で営業時間短縮。日本マクドナルドでは14日より、東京電力対象エリア(約1,350店)の24時間営業店舗を原則5時半~21時に(20店舗を除く)。24時間営業以外の店舗も21時閉店。すかいらーくグループは16日より同エリア店舗(約1,700店)で7:00(モーニング実施店)~22時に。(2011.03.18)

■東北・北関東に和食FR「まるまつ」等展開のカルラ、震災の影響発表。21日時点で、全113店舗中、営業休止は30店舗。うち、地震・津波による店舗の全半壊で、営業再開未定が3店舗(まるまつ大船渡店等)・破損部分の修復後に営業再開予定が4店舗(まるまつ石巻店等)。ライフライン復旧後に営業再開等が23店舗。顧客・従業員等の人的被害はなし。(2011.03.21)

■ロイヤルHDの内紛に動き。今井前会長側が株主提案権行使を取り下げ。当該株主13名のうち12名による取り下げる旨の書面を取締役会に提出。3月17日付。(2011.03.23)

■ジョイフル、創業家の穴見陽一氏が代表取締役に復帰。3月24日付。代表取締役社長職にあった2008年1月、衆議院選挙立候補にため会長職に就き、同年3月に取締役退任していた。復帰への布石として本年2月、新任取締役候補として内定していた。現代表取締役社長の児玉幸子氏は代表権のない会長職に就く。3月24日付。(2011.03.25)

■カッパ・クリエイト、代表取締役異動。生え抜きの平林徹取締役が代表取締役社長に昇進。池端伸穂代表取締役会長・徳山桂一代表取締役社長はそれぞれ代表取締役相談役・代表取締役会長職に就き、代表3名体制に。平林新社長は国内回転寿司事業を、池端相談役が海外回転寿司事業を、徳山会長が国内ベンダー事業を含むグループ統轄事業を担う。4月1日付。(2011.03.25)

■トリドール「丸亀製麺」の海外1号店、4月1日ハワイ・ワイキキにオープン。屋号は「MARUKAME UDON Waikiki Shop」。日本の丸亀製麺と同様の低価格セルフうどん業態。ワイキキの商業中心地・クヒオアベニューに立地。68席。(2011.03.30)

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