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すぐに直そう、間違った接客トーク
飲食店接客サービス向上委員会
フード業界・飲食店専門求人情報サイト 『フードビジネスで働こう!』





written by hideki yamagata( Food Business Research Institute)
Aug 2003
 
■「〜のほう」と言うのはやめよう。
■やたらと、「こちら〜」と言うのはやめよう。
■「〜になります」はやめよう。
■提供時に、「〜のお客様」はやめよう。
■中間下げで、決まって必ず「お下げしてよろしいですか?」はやめよう。
■会計時に、「○○円からお預かりします」はやめよう。
■新語「〜でよろしかったですか?」は、やめよう。 




 「〜のほう」と言うのはやめよう。
ずは、やたらと「○○のほう」と「ほう」をつけるのはやめよう。

「お客様、お料理のほうはおそろいでしょうか。」
「デザートのほう、お待たせいたしたしました。」
「お会計のほう、○○円になります」
「店長のほうは、只今外出しております」・・・・・

その「ほう」って、一体どっちのほう?あっち?
そっち? そんな「ほう」は、つけても一向に丁寧にはなりません。

「ほう」は方角を示すときだけ使えば、それ以外はつけなくてよろしい。

「お料理はすべて揃いましたでしょうか。」
「お待たせいたしました。デザートでございます。」
「お会計は、○○円でございます。」
「店長は只今外出しております。」

「〜のほう」を使わないだけで、ぐっと良くなる!



 やたらと、「こちら〜」と言うのはやめよう。 

客様、こちらソースは何にいたしますか。」
「お客様、こちらドリンクバーはお付けいたしますか。」・・・

「〜のほう」と同様、「こちら」は方角や位置を示す、here の意味だけ使えばよい。
「トイレはどこ?」→(手のひらを上にして示し)
「こちら(あちら)でございます。」

上のケースだと、「ソースは、醤油ソース、マスタードソースがございますが、
どちらをご用意
いたしましょうか。」
「ドリンクバーをお付けいたしましょうか。」でよい。

「こちら〜」を使わないだけでぐっと良くなる!



(追記)「いたしますか」について new!!

・・・上記正解例の場合、 「いたす」の行為主体は、お客様ではなくて自分(店員)であるから、この場合は謙譲語の「いたす」、でよい。
わかりにくければ、これを一旦、友達言葉になおしてみる。→「ソースはどっちを持ってこようか。」「ドリンクバーを付けておきましょうか。」
 但し、行為主体がお客様としてトークするなら、ソースをお客様に選んでいただくのだから、「どちらになさいますか」となる。


(cf)美容院にて
 
(誤)「今日はどのくらい切りましょうか」→(正)「本日はどのくらいお切りいたしますか(いたしましょうか)。」
つまり、行為主体がどちらかによって、尊敬語と謙譲語を判断し使い分けるべきであって、「いたしますか」という部分のみを近視眼的に考えてはいけないのです。

 

 「〜になります」はやめよう。
れもFFやFRで頻発される。

単に、「〜です」という状態や事実を示すのなら、これを丁寧にして、
「〜でございます。」でOK。
シチュエーションによっては、「〜です」でよい場合もあるかもしれない。

「〜なります」は、become という意味のときだけ使えばよろしい。
「私は今年で19になります。」
「この店に勤めて3年になります。」
「ジンとドライベルモットをステアーすると、マティーニになります。」
これらは正解。

「お待たせいたしました、こちら、パエリアになります。」
「こちら、300円のお返しになります。」
これじゃ、目も当てられないぞ!

「〜になります」を使わないだけで、ぐっと良くなる!



 提供時に、「〜のお客様」はやめよう。

待たせいたしました。和風ハンバーグのお客様。」

・・・俺はハンバーグか!?

正解は、「お待たせいたしました。和風ハンバーグでございます。」とトーク。
できれば、お客様に手を上げさせたり、返事をさせたりはしない。

そのために、自分がオーダーを取った担当のお客様なら、どなたが何を頼まれたかは
すべて頭に入っていなければならない。
オーダー担当とパントリー(料理提供係)が役割分担されていても、
パントリーはシルバーのセッティングをみて、
それがどなたがオーダーされた料理かを判断すればよい。
あるいは、オーダー担当がパントリーに「女性のお客様です。」と声掛けしたり、
逆にパントリーからオーダー担当に聞けばよい。
もちろん、どなたのお料理がわかっていても、トークは省略しないこと。

セッティング等に差異がなく、ましてやラッシュ時で確認を取っていられない場合は、
上のようにトークした後、お客様の指示を仰ぐ。

ついでにもうひとつ。料理名を略称でいわないこと。
それは自分達にしかわかりません。
「お待たせいたしました。ワバーグのお客様。」
これじゃ、目も当てられない。

料理を提供するとき、「〜のお客様」と言わないだけで、ぐっと良くなる!


 
 中間下げで、決まって必ず「お下げしてよろしいですか?」はやめよう。
べ終わったお皿。
「こちらお下げしてよろしいですか?」

この場合の「こちら」は、Thisの意味だから、つけても差し支えはない。

問題なのは、明らかに食べ終わっているのに、必ず
「お下げしてよろしいですか?」と聞くことだ。

お皿の上に少しだけまだ料理が残っている。あるいは、かなり残っているのだけど、
さっきからまったくそれ以上召し上がる気配がなく、そろそろデザート提供のタイミングだ。

こうした、判断が微妙な場合のみ、「お下げしてよろしいですか」とトークすればよろしい。

明らかに食べ終わっており、お皿の上に何も残っていないのに
(ましてや、紙ナプキンを丸めてのせてあるのに)、
「お下げしてよろしいですか」はやめよう。
「(空いたお皿を)お下げいたします」でよろしい。

「こちらお下げしてよろしいですか」をやめるだけで、ぐっとよくなる!



 
 会計時に、「●●円からお預かりします」は、やめよう。
ジでの「○○円からお預かりします」もヘンなトークとして有名になってしまったが、
一向に減る気配はない。

私たち飲食店は、消費税相当額は確かにお客さまからお預かりしているのだが、
それ以外は料理やサービスの対価として、頂いていいるのである。
また、「から」というのもよくわからない。

正解を言おう。
お会計の金額をお客様にお伝えするのは、「お会計は○○円でございます。」

おつりがない場合は、「○○円(ちょうど)頂戴します。」
このときに、「○○円お預かりします」とか、「○○円から頂戴いたします」というのは大変、
ヘンであるから気をつけたい。

おつりがある場合は、「5千円お預かりいたします、2千円お返しいたします。」
「から」はつけなくてよろしい。

「からお預かりします」をやめるだけで、ぐっとよくなるんだよ!




 
 新語「〜でよろしかったですか?」は、やめよう。
ぐに直そう間違った接客トークに、新語が登場。
よく耳にするようになったのは、最近のことである。それがすごい勢いで、増殖中な
のである。

〜でよろしかったですか?」はやめよう。

「ご注文を繰り返します。○○、○○、○○でよろしかったでしょうか。」・・・・
なぜ、ほんの今、言ったばかりのことが過去形になるのか。
(お客様)「コーヒーひとつください。」(店員)「お客様、ミルクとお砂糖はおつ
けしてよろしかったでしょうか。」・・・・・まだ話題にもなっていないことを、い
きなり過去形で聞くなよ。

最近の間違った敬語の傾向として、ストレートに言わず遠回しに婉曲的に表現すれば
いいというのがある。
この「よろしかったですか」、つまり「今、目前の事実」を過去形にしてしまうの
も、そうした心理が働いているのだろうか。

前のケースでは「よろしいですか」、後者は「おつけいたしますか」でよろしい。

とにかく、「よろしかったですか?」はやめよう。
みなさん、よろしいですか?

皆で正しいトークをして、もう「飲食店のヘンなトーク」なんて、絶対に言わせない!





written by hideki yamagata( Food Business Research Institute)
Aug 2003
 

■ご注意■ ここに示したサービスに対する考え方や具体的な手法などについては、フードビジネス総合研究所の見解であります。
これと、お店のマニュアルや指導が異なる場合は、お店のやり方に従ってください。




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