外食産業の市場規模推計値を、農水省の外郭団体である財団法人外食産業総合調査研究センターが毎年発表
している。
これによると、外食市場規模は平成9年(1997年)の29兆円をピークに、平成17年(2005年)の24兆3,903億円まで、
8年連続減少を続た。
これがいわゆる、「外食市場規模の縮小」である。
一方この間、「料理品小売業」、いわゆる「中食(なかしょく)」は着実に増加を続け、平成17年(2005)年には
5兆5,158億円(伸び率3.7%)となっている(※「弁当給食」を除く。)
このように、バブル崩壊後永らく、「外食縮小・中食伸長」という図式が、続いてきた。
ところが、景気回復の兆しが見え始めた2006年(平成18年)には、外食市場規模 には1.0%と僅かながら増加に
転じ、24兆6,403億円となった。
続く平成19年(2007年)も0.2%と微増ながらも、前年を上回り、24兆7009億円となった。
このように、「市場規模縮小」が、ここ2年で底を打ち、下げ止まり、僅かながらも増加に転じている。
これを細かく、業種細分類でみていく。
市場規模増加に貢献しているのは、「飲食店」、「保育所給食」、「居酒屋・ビアホール等」、「料亭」、「バー・キャバ
レー・ナイトクラブ」などのカテゴリで、これらは、3年連続で市場規模を増やしている。
なお、 「飲食店」カテゴリの平成19年の市場規模は、12兆4,806億円となっている。
また、「事業所給食」、「病院」、「喫茶店」が、平成19年(2007年)に増加に転じたことは、明るい材料だ。
(2008年5月2日書き改める。/同日付、外食総研の発表したデータに基づく。当コラム執筆後、数値が変更されること
もあるので、注意を要する。 )
(データ:財団法人外食産業総合調査研究センター 分析コメント:フードビジネス総合研究所) |