独立開業。どの程度の飲食店が生き残るのか?
飲食業の開業・廃業実態。
「雇われない生き方」が賛美され、独立開業支援ビジネスが雨後の筍のように出現する昨今。
こうした中、飲食業での独立開業、はたまた開業した人たちその後は、どうなっているのか。
総務省によれば、平成11年時点で存続していた事業所(非一次産業合計)のうち、過去3年内に新設された事業所は12%、廃業は16%であった。
これを飲食業でみると、新規開業17%、廃業が20%で、ともに社会全体の傾向を上回る。
つまり、飲食業は業暦の短い店が多く、長く存続している店は少ないということ。
因みに、ラーメン店など「食堂レストラン・東洋料理」が開業35%・廃業25%。国民生活金融公庫が新規開業企業を追跡調査した結果をみても、
調査対象全業種のうち、最も生存割合が低かったのが、やはり飲食業(廃業率12.3%で平均値を4ポイント程度上回る)。
さらに細かくみると「中華料理店」の15.6%、「酒場・ビヤホール」の13.2%、「西洋料理店」の9.8%が、
開業二年以内で廃業しているという。
独立開業するのは大変だ。しかし、ブームや開業指南書に煽られ、「開業すること」が目的化してはならない。
(データ:総務省統計局 『事業所・企業統計調査』、国民生活金融公庫
『新規開業企業を対象とするパネル調査』
/ 分析コメント:フードビジネス総合研究所) |